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「ごめんなさい。」
彼女の表情が引きつり、顔が真っ赤になった。
「いいわよ~、でもこのこと、彼女が知ったら?どう思うかなぁ?」
脅してきた。
本当にくだらない女だった。
男なんて奪ったらすぐに飽きておもちゃみたいに捨てるクズ女のくせに。
それからも、彼女はぼくを脅して関係を迫った。
もう、限界だ。
そして結婚が1週間後に迫ったぼくは、今、山の奥深くに車で来ている。
トランクから女を出した。
ここは滅多に人が通らない山道で、しかも全く人の手が入ってないので荒れ放題だ。
ぼくは掘った穴に動かない女を放り込み土をかけている。
これでリセットだ。
ぼくは最高のパートナーと結婚した。
ぼくの住んでいた部屋で新婚生活はスタートした。
しばらくして、彼女がぼくに困り顔で言ってきた。
「ねぇ、うちはこんなに綺麗にしているのに、ハエがたくさんいるのよ。
なんでかなぁ?」
「え?ハエ?ぼくは見たこと無いけど。。。」
「うそ、いるわよ。ほら、台所見て~。」
台所はピカピカに磨き上げてあり、ごみも綺麗に片付いてて
ハエの一匹も見当たらない。
「いないよ?」
「ほらぁ、そこ!シンクの中!2匹いるじゃない!」
まったく見当たらない。居ないけど。
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