探し物

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 その男の子は待っていた。あの線路内で。僕はもうかかわらないことにした。すると、男の子は 僕を見つけると、近づいてきた。まさか、嘘だろう?僕は逃げ出したかったけど、足が何故か動かなかった。  「ねえ、お兄ちゃん、妹が居ないの。どこかな。今度は左足が無いの。」 その人形は右腕、首、左足がなくなっていた。 「お兄ちゃん、いっしょに探して?ねえ?」 男の子はよく見ると、血まみれの服を着ていた。
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