告白

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***** 「サラー。まーだー?」 サラに着替えを託し、およそ10分。出てこない彼女に業を煮やし、アスタは扉をノックした。 「ちょっと待ってくださいっ」 サラの焦ったような声。アスタは思わず不安になる。 「もしかして入んなかった?」 「そういう訳じゃ――」 「じゃ、どうした?」 「…………」 返事が来ない。痺れを切らし、彼は質問を変えた。 「ドレス着れたか?」 「あ、はい」 「じゃ、開ける」 「はあ!?ちょ――」 彼女の制止を聞かず、アスタはドアを開けた。彼と目が合った途端、サラは赤面した。 サラのドレスはチューブトップ型の真っ白なワンピースドレスだった。デコルテは丸見えだし、後ろはビスチェで締めるため、身体のラインがよく分かる。スカートがまだ、そこまで短くないのが救いだ。 しかし、普段スーツをきっちり着る彼女からすれば、露出の高い服装で、なおかつ明らかに高価なドレス。彼女はすっかり気後れしていた。そして、用意したであろう本人は、ぱちぱちと目を瞬かせた。 「じ、じろじろ見ないでください」 彼女が困ったように言えば、アスタは小さく笑った。 「大丈夫。ちゃんと可愛いよ、サラ」 その台詞にまたサラは赤面する。アスタは近づきながら、彼女に訊ねた。 「きついとことかない?靴のサイズも大丈夫?」 「は、はい。というか、よくサイズ分かりましたね」 「そこはオリヴィアとヘレンから」 「あぁ。なるほど」 サラは頷く。
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