友利先輩と俺の友人

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「意地悪ですよ? そんな意地悪な僕を好きなドMのド変態は誰ですか?」 俺のその言葉に友利先輩は『うっ』と声を漏らし、顔と耳を真っ赤にして俯いた。 「ほら。今日も僕の勝ち」 俺はそう言って笑んで友利先輩を解放し、改めて『おはようございます』と挨拶をした。 俺に解放された友利先輩は俺に向き直るとはにかんだ笑顔で『おはよう』と言ってくれた。 嗚呼、もう我慢できない・・・。 俺は友利先輩の顎を軽く持ち上げ、そのままキスをした。 もちろん唇に・・・だ。 「ちょっ! 雛人くん!?」 不意に唇を奪われた友利先輩はまた顔と耳を真っ赤にしてたじたじしていた。 そんな反応を見せられると舌でも入れてやろうかと思ってしまうドSでド変態な俺だ。 「朝からイチャイチャすんなよ」 その声掛けは完全な不意打ちだった。 そして、その声はひどく聞き慣れた声でもあった。 俺はその聞き慣れた声のした方へと目を向けた。
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