epilogue

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耐えるように顰める眉も、乱れる吐息も滲む汗も、甘く香る髪も、柔らかな肌もそのすべてを――。 彼女の世界を俺で埋め尽くしたい。 あれ? もしかして俺が溺れてる? いやいや、まさか。んなワケない。 「ねえ、桃井君」 「何?」 「ありがとう」 なんや、いきなり!? 「何のお礼? 気持ちよかったから?」 それはないと思いつつ、一応訊いてみる。
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