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私は彼に今の状況を説明していく
「とりあえず今、街を見下ろせる丘に立っています。見える街並みとあまり遠くへは今までいったことないことから日本にいることは間違いないはずです。えっと電波塔ですかね?青色の電波塔みたいなものが少し遠くに見えますね」
彼は一通りうんうんと相槌を打ちながら聞いた後に
「ちょっと確認していいかな?」
と始め私の返答を待つ前に話し始める
「今、電波塔のようなものが見えると言ったね。その電波塔の近くに何か特徴のある建物とかないかな?左右になにが見えるとか教えてくれない?」
私は、はいとだけ答え見えるものそのまま答える
「えっと、電波塔の左側になにか大きな施設なものが見えます。なんでしょう?病院みたいな感じの…あと、右側に」
「うん、大体分かったよ。じゃあ今から僕のいう通りに行動してくれる?」
と彼は私の話を最後まで聞かずいう
「えっ…は、はい。学校にテレポーテーション出来るんですか?」
と私は彼に尋ねると
「うん。今回はほぼ100%で君を僕の見えるとこまで連れて行けそうだよ」
と彼は笑いながら答え
「じゃあ、始めるね。まず目を閉じてくれない?」
と続ける
私はそれに従い目を閉じる
「目は閉じたかな。そのまま閉じたままゆっくりと体を180度回転させてから前に進んでいって、僕がいいよっていったら目をあけてね」
と彼はいう
言われた通りに後ろに向かって歩いていく
ゆっくりゆっくり前に進んでいく
少し進むと受話器から彼の
「いいよ」
と一言聞こえた
私は目をゆっくりと開いた
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