彼はただの同居人

過去の記憶を呼び起こしながら進む電車。これは私と家族と同居人の物語。

樹乃 ななせ

13分 (7,640文字)
超・妄想コンテスト「地下鉄にのって」優秀作品、ありがとうございます!

10 151

あらすじ

夏の終わり。やっと取れた夏休みを使って、私は地下鉄で実家へ帰る。 電車が止まる度に思い出すのは、忘れられない同居人のことだ。 * 私の家には不思議な同居人がいた。 物心ついた時にはすでにいて、一緒

感想・レビュー 3

レビュー失礼します! 同居人…… 父として受け入れられなかったとしても、空気としては見られない。 そこに、切っても切られない縁を感じます。 ラストで主人公のそのような描写がありますが、幼い頃から
ネタバレあり
1件2件
親との決別って、ホントに難しいんだ。 どんなに憎んでいても、難しいんだ。苦しいんだ。 わからない人にはわからない。 わかる人にしか書けない作品。
ネタバレあり
1件1件
だんだんと実家に近づくにつれて、同居人との描写の情報が密になっていくところが良いなと感じました。 最後に「同居人」が本当の意味で「父親」になることができて、心が温かくなりました。
ネタバレあり
1件3件