死にたい理由

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なんやかんやで一時間目が終わり、10分休みの時間に入る。 「ねぇ小松さん。貴女毎回遅刻してるよね?どうして?」 また来た。 私の出席番号の一個後ろの笹峰美弥。 毎朝毎朝飽きずに私の席に来て嫌味を言う子。 クラスに一人はいるよね。こういうの。 「……さぁ?」 のんびりとした返事だけをし、授業の準備をする。 「あと貴女私のことが嫌いって聞いたのだけれど。どうしてそんなこと言うの?」 笹峰さんは机を軽く叩いて問う。 「んー……毎朝毎朝しつこいとこ、かな。」 思ったことを口にだす。 すると眉間にしわを寄せて 「あんたバカじゃないの!?友達もろくに居ないくせに!こうやって私がかまってやってんのよ。光栄に思いなさい!」 と怒って次の授業に行ってしまった。 …私だって友達の一人二人、6人くらいはいるのだけれど。 まぁでもいいや、と思い そっと席を立ち、次の授業の教室へ向かった。 こうしんちゅー
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