いきなりですが僕の下僕になってくれませんか?

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柊が転入して1ヶ月くらいがたっだろうか? それからというもの、柊は案の定、校内に関わらずそのでも悪さを繰り出していた。 そのため、学年中からは柊はまさに恐怖の存在とされていた。 そんなある日のことである。 柊はいつものように校内をうろついていると偶然男子生徒と肩をぶつけてしまった。 「何か言うことあるんじゃねーの?」 「ひっ……」 「きこえねーなぁ、さっさと言えよ」 柊が男子生徒に掴みかかる。 「ごめんなさいっ……」 「だから聞こえねーよっ!」 だがしかしその時の声は恐らく誰でも聞こえているであろう声の大きさだった。つまり、ヒイラギはこの状況を楽しんでいるのだ。 柊は楽しそうに口角を上げて、男子生徒に殴る、蹴るの暴力を始める。 「ぐっ……やめっ…… っはぁ……」 「誰がやめるかよ」 その後しばらくその暴力はおさまらずもはや、その男子生徒の顔は原型も無くすかのようなものになってしまっていた。 「無様に殴られてくれてありがとねー」 そして、柊は最後にそう一言告げてその場をあとにしてしまった。 「クッソが…… 一生後悔させてやる」 そのとき、被害を受けた男子生徒がそのようなことを口にしているとも知らずに……
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