episode222 ゲームの代償

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人前であることにも慣れたせいか ピロートークさながら。 「僕のしごきが足りなかった?ん?」 「いえ……もう……十分すぎるぐらい……」 頬を包み込むようにして 甘いキスを落とす。 「ダメ。立って歩けるうちはやめないからね」 「九条さんてば……」 まさしく 吹っ切れた九条敬は怖いものなし――。 「あーと、ンン」 さすがの椎名涼介も気まずそうに咳払いすると 肩をすくめて。 「で、あのさ――これからどうするおつもりで?」 それとなく話題を変える。
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