1章 私、怪物です。

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午前中はイージーモード。国語に理科に、社会に英語。 数学は退屈な午後にある。どうせならまだ集中できる1時間目にして欲しいのに。 授業は退屈なので、レミとこっそりおしゃべりしてる。 特に意味もない話だけど、そうでもしないと退屈しすぎて暴れまわっちゃいそう。 「おい沢田、***、おしゃべりは休み時間にやれー。」 『さーせーん。』 「うっす」 見つかっても、私とレミのアホコンビはいつものことなので、先生たちも少し態度が 柔らかい感じ。 クラスメイトもそんな私たちを見て笑っている。よし、エブリデイな日常。 けど、一個だけ苦手なものがある。 授業なんかは退屈しのぎに絵を描いたりおしゃべりで時間を潰すからまだいい。 一番怪物にとって苦痛なのが、給食だった。
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