第7章 永野滉一の日誌。(コウイチ編)

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崇が夜の会食中に居眠りをしたらしい。 当然だって思ったけど、 大切な取引先だって言って、社長は激怒したらしい。 崇を北海道の知り合いの農家に研修に出すといった。 崇は力無く、永野は要らない。って言ったみたいだけど 「付き合うよ。」と言ったら、 「赤ん坊に会えなくなるよ。」と空を仰いだ。 「待ってるから大丈夫。」と言ったら、 「俺も、ハルキを妻にしておけばよかったな。」と弱音を吐いた。 「研修、乗り切ろう。」と笑ったら、 「こんなの、お仕置き。だろ。 思い通りにならない出来の悪い息子に苛立ってる。」と言う。 崇に弱気は似合わない。 俺は疲れて顔色の悪い崇の肩を抱いた。
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