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AYAKO先生はそれ以上何も言わずに終始笑顔で。
「じゃあ、また来週」
「ありがとうございました」
私に恨み言ひとつ言わずに帰っていった。
仕事を終え、いつも以上に疲れた気分で帰途につく。
もしも紫音が部屋に居たら、きちんと話が出来る気がしない。
ホテルに泊まろうかと自宅なのに帰ることを躊躇した。
しかし紫音が来ていないのなら、一番寛げるのは自宅なのだから帰りたい。
一度確認してから考えようと、マンションの下から見上げた部屋に灯りは点いていなかった。
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