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AYAKO先生から手紙をもらったとき、離婚したから紫音をよろしくと言っているのかもしれないと思った。
それでも人の家庭を壊した罪は消えない。
だからこそ紫音と復縁することはないと決めたのに。
「俺も彩子がアメリカに行く直前に知ったんだ。ずっと結婚してると思ってた。でも婚姻届は出されてなかった」
「どういうこと?」
思わず紫音を見てしまった。
力強い瞳に吸い込まれそうになって息を飲んだ。
「初めからちゃんと説明するから、ちゃんと聞いて欲しい」
紫音はぽつりぽつりと話し始めた。
4歳年の離れた兄がいたこと。
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