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その夕方、広(19)は、気分がスッキリせず、街をブラブラしていた。
ふと目に止まったカフェに入った。
客数は多くなかった。
彼は、コーヒーをオーダーすると窓際の席を選んだ。
窓外の街角を行く人々も、どことなく疲れているようだった。
ボーっと見ていた時、
「あの……この席、あたしも好きなんで、ご一緒していいですか?」
振り返ると、それは同い年くらいの少女だった。
「えー、いいですよ。どうぞ」
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