落女

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2人は怖いながらも、危険を教えてくれたと、その花に手を合わせた。 すると、後ろから── 「落ちればよかったのに」 人家もない、夜の山道から声がした。 2人はあまりの恐怖に振り返ることもできず、そのまま車に乗り込み一目散で逃げ出した。 その声の主が誰だったのか、未だにわからない。
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