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まずは ガバッ、と跳び起きたいが、
自分のカラダの全神経がそれを拒否している。
体中の医療器具から考えても、それは適当な行為とは言えなさそうだ。
しばらく何をどうしていいかわからず、
静かにしていたが、
定期的に監視していたと思われる看護婦が、
部屋に入って、タケルの視線にすぐに気づいたようである。
ひとしきり、医療機器のデータを確認すると、慌てて部屋の外に飛び出した。
・・・このパターンは・・・。
ああ、やっぱりか、
その後、そんなに時間もかからずに彼らが一遍にやってきた。
サルペドンにマリアさんに、アベ先生・・・。
ちなみにアベ先生のイントネーションは、
「鍋」や「亀」などと一緒で、アクセントが前に来る。
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