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「・・・やぁ、みんな」と言おうとしたが、タケルの声は出ない。
ただ、彼が何かを言いたげにしてるのは、
その場の全員、理解できたので、
まずはマリアが優しい笑みを浮かべてタケルの顔をのぞきこんだ。
「タケルさん!
あなたのおかげで戦いが終わりました!
安心して傷を治してくださいね!」
返答もできないが、タケルの瞼は大きく見開いた。
終わったのか・・・!?
スサが勝ったのか!?
あ・・・れ?
オレ、アーサーと戦って・・・それってどうなったんだ?
続いてアベ先生がタケルの容体を説明する。
「タケル君!
本当に君は凄い生命力と回復力ですね!?
左腕も無事にくっついてるからね!
まだ神経が完全にくっついていないから、感覚は戻ってないだろうけど、
じっと安静にしてれば、元に戻る筈ですよ!」
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