第10話 新入生歓迎会って必要ですか?

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パンッパンッと副会長様が手を叩くと辺りが静かになる。 まだ耳がキーンってして痛い。 何で他の人は平気なんだろう。あ、夢兎君は平気じゃなっかったみたい。 耳塞いで凄いしかめっ面になってる。 「私からの説明は以上です。何か質問のある方はいらしゃいますか? ……いないようですので、各クラスくじ引きを開始してください。」 副会長様が一歩下がると、生徒たちはざわざわと動き始めた。 「夢兎君、あの、耳大丈夫?」 「大丈夫だよぉ。心配してくれてぇありがとぉ。暁ちゃんは~?」 「僕も大丈夫だよ。」 「そっかぁ。よかったぁ。じゃぁ、くじ引きしにいこっかぁ。」 「うん。そうだね。」
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