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「これ・・・・・・まさか、こんな曲ないよね?」
「違うんじゃない?よくわかんないけど、店員が有線のチャンネル変えたとか?取り敢えず、何でもいいから選曲しちゃえばいいんじゃない!?」
「そっか・・・・・・!」
リナはリモコンを取り上げ、適当な歌手の選曲番号を入力しようとしたのだが。
「・・・・・・あれ?いやだ、リモコン反応しない!」
「うそ・・・・・・!?」
首を横に振るリナからリモコンを受け取るが、カチカチと虚しい音を立てるだけで何の反応もしなかった。
デッキの方でも試したのだが、やはり入力が出来ない。
ーー・・・・・・ウウウゥアアァアア・・・・・・!!
「どうして!?」
「何か変だよ、どうしよう!」
私達が困惑している間中、気味の悪い男の声が室内に響き渡る。
地の底で唸っているような・・・・・・
それは徐々に大きく鮮明に聞こえ出し、私達の耳を恐怖に陥れていった。
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