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「よっ! まこちゃん。」
「いらっしゃい、ナオさん。取り敢えず2階いきましょうか。」
「あ、これ飲みもん。あと『みーちゃん』にお土産な!」
「あっ! ナオくんやんか! 久しぶりやなぁ、元気してたぁ?」
「ちぇっす! おじゃまします。」
「母さん、ナオさんが飲み物とか買ってきてくれたし、なんも要らんしな。」
私は母にそう告げると、ナオさんを連れてそそくさと2階に上がろうとした。でないと、母がナオさんに何を仕出かすかわかったモンじゃ無いからだ。
それに、ナオさんが来訪したのには2つの目的があり、母に割いている時間など微塵も無い。
「ゆっくりしていってなぁ~。」
母の言葉を尻目に、私達は2階に上がった。
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