魔王の冒険~勇者の城~

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「どこだ...ここは」 太陽がギラギラ輝く砂漠に恭介は立っていた 「アイナスのやろう.... もっとましな場所は無かったのか...」 周りにはなにもなくただただ砂しかない 暑さが体力と水分を奪う 「迂闊に動けば干からびて死ぬなこれ でも待てよ、俺今魔王の力があるんだよな? 試しになんかしてみるか 誰もいないここなら力試しにピッタリだろう」 近場にあった大きめの砂山の方へ向き構える 「・・・・」 (あれ?どうやんだろ?) かなり素朴な疑問が浮かぶ 今まで自分は何も不思議なパワーなんて持ってなかったのだ 「だいいち魔王の力ってどんななんだ? 気みたいなやつなのか?それとも念か?」 とりあえず手に力が集まるイメージをしてみる 自分の中でパワーがイメージしやすいポーズ 人類の夢 かめ○め波のポーズ (・・・はずい) 五分ぐらいポーズをとると ブゥゥゥゥンというストーブがついていくような音ともに手が光りだす 「お?光ったな 後は投げればいいのかな・・・? おりゃっ!」 エネルギーの塊は紫色の光を放っている そして徐々に黒色の球体になった 黒い球は野球のピッチングのように放たれ砂山にぶつかる ドガァァァァァァァン!! 「・・・・」 砂山が消えた さらにその一帯だけ直径25メートルくらいのクレーターができている 「マジかよ・・・ 全部消え・・・ん? なんだあれ」 クレーターの近くになにかがいた 「・・・ガノトトスか? いや、なわけないよな」 しかしそこにはガノトトスっぽいなにかが横たわっていた 「近くまで行ってみようかな」 クレーター付近 体長約12メートルほど どこから見てもガノトトスな生物が横たわっていた 「なにこいつ、死んでんの? おりゃっ」 頬の部分を蹴ってみた 「・・・ビクッ・・・」 「生きてるな、気絶してるだけか 試しに起こしてみるか ふんっ!」 バギッ 「グギャアアアアア!」 「お、起きた さてと・・・」 「いてぇぇぇぇ!」 「・・・なにお前しゃべれんの?」
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