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「ここは・・・？」
ゴイルは床、壁、天井まで星空が広がる、なにもない空間に来ていた
まるで宙に浮いているかのようだ
「トラップに引っかかってしまったのか
・・・っ！？」
ゴイルに向かって無数の星が降ってくる
ゴイルはそれを砕き、かわし、なんとか避け続ける
「随分とメルヘンチックな攻撃だな！！
くそっ！！」
ゴイルは背中に背負っていた巨大な斧を構えた
「ふんっ！！うらぁっ！」
ゴイルは降り注ぐ星を破壊していく
まだ１つたりとも被弾していない
「こんなもんか？
っん！？」
ゴイルは横から何かが飛んでくるのを感じた
「はぁ！！」
星よりも大きく、細長い何か
ゴイルは反射的に、斧で切り裂いた
「ふぅ・・・っ ！？
これは！？」
ゴイルが切り落としたもの、それは人の生首
そして首の主は、フューズだった
「フューズ！？
な、なぜだ！！
これは・・・いったい・・・」
ゴイルに降り注ぐ星は止まらない
ゴイルは、フューズに気を取られ激しく被弾してしまう
「ぐぅああああ！！
ごぶっ！？」
ゴイルの腹部に鈍い痛みが生じる
何かが、高速で直撃したのだ
ゴイルはおそるおそる、その何かを持ち上げる
それは、アランの首だった
「うああああああああああああああああ！！！！」
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