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ドアがいきなり勢いよく開かれる
「ひゃっ!!?」
「ティア、俺だ」
「なんだ、恭介か脅かさないでよね
っていうか女の子の部屋にいきなり入るって結構非常識じゃない?
ねぇ、今日なんかあるの?
なんかみんな忙しそうだし
外もなんか騒がしくない?
城の前側の方はワックスかけるとかで近づかせてくれないしさぁ~
「あぁ、ちょっとな・・・
ティア、少しここで静かに待っててくれ」
「いいけど・・・大丈夫なの?」
さすがに一国の姫だけあり、なんとなく雰囲気でよくないことが起きていることはわかるようだ
「あぁ大丈夫だ
そうだティア、お前にプレゼントがある」
「ほんと?なになにっ?」
「目を閉じな」
「ん?うん」
ティアはワクワクしながら目を閉じる
「ふふ・・・」
恭介はティアの額に手を触れる
「[フリーズ]」
「っ!!?!?」
ティアはその場で石のように固まってしまった
まるで一時停止ボタンを押されたように
「ふぅ、さて行くかな」
(おい・・・そっちはどうだ?
ふふ、あぁわかった・・・)
「面白くなってきたぜ・・・」
恭介は動きの止まったティアをゾーンにしまうと、込み上げる笑いを収めながら部屋を出た
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