計画と引き金

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「これであと一人・・・」 恭介は満足げにそう呟く アランは檻を破るために抵抗しようとするが王牙がムチになりアランに巻き付いてほどけない 「くそっ!!」 「さてとあと一人か・・・ そろそろ行ってくるか」 「どこへ行く気だ!!」 「お前の右腕を倒しにさ そこで指くわえて見てろよ はぁぁぁぁぁぁぁ・・・!!」 恭介は形態進化し、第二形態になる そして渦を目の前に作りその中に入っていった アランの前にモニターを残して モニターでは二人の戦士が互角の戦いを繰り広げていた 「おああああああっ!!」 「だりゃあああ!!」 ゴイルは巨大な斧をグレイルは巨大なハンマーを振るう 2つの武器が当たるたびに、凄まじい衝撃が辺りに起こる 常人では立つことすらままならないだろう 「ふんっ!!」 「ぐおっ!?」 グレイルは下からハンマーを振り上げ、ゴイルをはねあげる 「くそっ!!なかなかやるじゃないか!!」 「勇者のパーティ様にお褒めにあずかれるなんて光栄だな」 ゴイルもグレイルも身体中傷だらけだ しかしグレイルの力はいっこうに衰えない (おかしい・・・ これだけやってなぜ奴は弱らない これだけのダメージでなぜ怯まない・・・! むしろ強くなったようにさえ感じる、異常だ・・・普通じゃないぞこの魔族!) 「オラオラオラオラオラオラ!!」 グレイルは連撃を叩き込む 「るぁぁぁぁぁぁ!!」 二人は武器を激しく打ち合いながら高速で移動していく
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