計画と引き金

43/49

1033人が本棚に入れています
本棚に追加
/366ページ
「うらああああ!!」 「らぁぁぁぁぁぁ!!」 2人の放つ渾身の一撃、しかしそれは半ばで目的を果たすことなく止められることになった 「なにっ!?」 「お前は!?」 「じゃじゃじゃじゃーん」 突如現れた恭介がグレイルとゴイルの間に割って入り その両腕で二人の攻撃を止めた 「恭介!! こいつは俺の相手のはずだ!! 邪魔するなんてっ!!?」 「お前もうるせえな」 恭介は無表情で回し蹴りをグレイルにくらわせた ゴキンっという音が響き、凄まじいスピードで吹き飛びバウンドしながら転がり止まった 「貴様・・・何を!! お前、魔王か・・・? その姿は一体!? それに、そいつは仲間じゃないのか!!」 「わけありで処分することにした もちろんお前もな?」 「ふざけるなよ・・・! 全てが貴様の思い通りになるか!! はぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ゴイルは恭介に殴りかかる 「・・・・」 恭介はまるでハイタッチをするかのような無造作な動きでを上げた左手でゴイルのパンチを止めてしまっま 「お前はどこを蹴られたいんだ?」 「っ!?」 ゴイルは今まで感じたことのない寒気を感じてその場から飛び退いた 恭介はゆっくりとグレイルに近づく 「首折れちゃってるよ・・・ 強く蹴りすぎたな・・・ 一回くらいは見せ場作ってやろうかと思ったのに」 「ふざけるなよ・・・ 俺らも、そいつもてめえの玩具じゃない!! お前は俺が倒す!!」 ゴイルは斧を構えて前傾姿勢で恭介に走り寄る 「王牙・・・」 恭介の声に反応して王牙は腕に巻き付き手甲に変わった 「おああああああ!! [エクストリームスラッシュ]!!」 ゴイルの斧が紅く輝き、恭介めがけて斧を振り下ろした
/366ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1033人が本棚に入れています
本棚に追加