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恭介が作り出した闇は晴れること無く光を遮り続けた
それと同時に恭介は世界各国の主要都市の要を爆破することにした
使ったのはラングレスが作り続けていた爆発するマジックキャリー
しばらく行っていなかった魔族や魔物を使った国や村への攻撃も再開
恭介は人々の不安を、恐怖を煽り続けた
世界中に絶望の空気が流れ始め、どの店も開店せず、メディアは機能せず、人々は家から出ることすら恐れ
世界から人々の笑顔が消えた
それに反比例するように魔族の笑顔は増えていった
魔族による人間への暴行や犯罪も、多くはないが発生していた
ナノの力はわずかではあるが回復しつつある
ナノはさらなる自分の力の復活のため
魔族達は人間と対等、それ以上の関係がのぞめる社会を作るため
恭介が世界のリセットを行うことを期待した
一方で人間達の最後の希望たるアランが5日でできたことは覚悟だけだった
本気で恭介を殺す覚悟
世界を救うという決意
何を捨てても全てを取り戻すという固い誓い
様々な生き物の考えや野望や感情が混沌とするなか、アランと恭介の最後の会合が開かれる日となったのだった
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