夢と希望<金と権力

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「厄介だな・・・」 赤いゴム人間は甲冑を着た騎士に変身し、剣で斬りかかる 「ふんっ!」 それをかわし魔力を込めた拳を叩き込む しかし、多少凹んだけで砕けはしない 「なに、硬さは段違いだな なら、俺も武器出してみるか」 そういい 空中に手をかざす 「俺は、そんなかっこいい剣は使えねえ だから使いやすいやつで行く さあ、激しいやつかましてやる」 すると黒い渦ができ、そこからバットが出てきた 赤黒く、釘のようなものがびっしりとつけられたバットだ 「オマエ、コロス!」 再び斬りかかるゴム人間 「うらあああ!」 しかし、恭弥は攻撃を避けながらバットをゴム人間の腰に打ち付けた バットを振り切ると、甲冑は粉砕され、ゴム人間は真っ二つになった 「ふう、こんなもんか・・・」 『恐ろしいの あの、ゴムだってかなりの戦闘力を誇っておるというのに』 周りはゴム騎士の残骸のみが残った 「今度こそ、終わりか? ・・・なんだ?」 残骸が一ヶ所に集まっていく 『ふふ・・・ゾクゾクするのぉ お前さんはあれをどうする?』 目の前には巨大な上半身だけの騎士が完成していた 「帰りたいね」 しかし、恭介は笑っていた 「調子のんじゃねえぜ」 恭介がをバットを強く握ると、バットはハンマーに変わった 「少し、重いな・・・ふんっ!」 ハンマーを振りかぶり 地面を蹴り、飛び上がりゴム騎士に殴りかかる 「アアアアアア!!」 攻撃を止めようと騎士は手を伸ばす 「無駄だよ」 「グアアアア!?」 騎士の手は縦にぐしゃっとつぶれてしまった 「そろそろ飽きたぜ、終わらせる.」 恭介はハンマーを大きく振りかぶる 「さぁ、消し飛びな! はぁぁぁぁ...!」 ハンマーの先に赤黒い巨大な球が形成されていく 「うらぁ!!」 「アァ!?」 ハンマーが直撃した瞬間、鋭い光が上がり大爆発を起こした 「アアアアアアアアアアア!!」 シュゥゥゥゥ・・・・ 焦げた臭いが辺りに広がる 「終わったな さぁ、次は何をすればいいんだ? ガルグバスだったか」 再び空間に裂け目ができ目玉が現れる 「すばらしい力だ では、次の試験だ」 そう言った瞬間目の前が輝きだし なにも見えなくなる 「ぐあっ!?なんだ?この光は・・・ 前が見えん・・・」 「ふふふ、次も頑張ってくれ 期待してるよ はははははははは!」
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