失くしたもの

8/14

1033人が本棚に入れています
本棚に追加
/366ページ
『はぁっ・・・はぁっ・・・ なんじゃ・・・この球は!』 ナノが魔力を与え続けて3時間 球は限界を知らないのか それほどにこの球の魔力許容量が多いのだ 『はぁぁぁぁぁぁ・・・ うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』 大地が揺れる それほどの魔力が放出されている 地上では地震騒ぎなんかになっているのかもしれない およそ、恭介の持つ魔力量ほぼ総てほどの魔力をつぎ込んだだろうか その瞬間 『ぐわっ!?なんじゃ!!』 急に球が発光しだす それは、薄紫の幻想的な光を作り出している 『美しいの・・・ もう・・・充分なのか?』 美しく光る球は自力でさらに上へのぼっていく 同時に組の袋が光を乱反射し、部屋全体が美しい光のアートと化していた ナノはそれを見てくすっと笑った 『綺麗じゃ・・・ こんなものを見せるために・・・わざわざ疲れさせたのか・・・ ほんとに奴は・・・』 _____________ ____________ ___________ __________ _________ ________ _______ ______ _____ ____ ___ __ _
/366ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1033人が本棚に入れています
本棚に追加