夢と希望<金と権力

15/17
前へ
/366ページ
次へ
「何てこと・・・ 私の迷路が破壊されるなんて・・・!?」 「ふははははははっ! 何てやつだ!面白い!」 「うるさいですよ! 罠のスピードも間に合わない・・・」 凄まじい勢いで近づいてくる恭介 「そろそろ罠、止めたほうがいいと思うぞ 私はこの辺で失礼する」 そういいガルグバスは消えていった 当然その恭介を巨大な丸のこは追いかける このままでは彼らも巻き込まれる 「くそっ! 止まれ!!」 どがああああん! それと同時にゴールの横の壁が破壊された 「お、ついたな」 「はぁ・・・ 何て人なの・・・」 ホワイティはゴール付近で、呆れ顔で立っていた 「あんなむちゃくちゃなのまともにやれるかよ」 「むちゃくちゃなのはあなたですよ・・・ とりあえずは合格おめでとうございます 三次試験も頑張ってください 次で最後ですから」 「あぁ じゃーな・・・」 恭介は再び光に消えた 「今度はなんだ?」 目を開けると恭介は赤黒い不気味な部屋にいた 『まるで惨殺事件の現場みたいじゃのぉ』 「クスッ ようこそ、マインドルームへ」 空中から声が聞こえ、振り向くとピエロのような格好の男が浮いていた 「誰だ? 最後の試験官か?」 「クスッ その通り 僕は最後の試験官シークだ ここでは、頭の強さを見せてもらうよ」 「で、何をするんだ 筆記試験か?」 「クスッ 不正解っ まずは説明 この部屋はマインドルーム 君の心を反映する部屋さ 君の心は随分とグロテスクだねぇ」 「チッ 悪かったな・・・」 「クスッ さぁ出ておいで」 そう言うとずるずると地面が隆起し 人形に姿を変えた 「また、ゴム人間か?」 「クスッ それも不正解っ まぁ見ててご覧よ・・・」 ゴム人間はぐにぐにと姿を変え そして、 「俺・・・!?」 恭介の姿に変わった 「クスッ 正解♪ あれは君だよ 今から君には自分と闘ってもらうよ ルールは簡単【死んじゃダメ】 さぁ、がんばって!」
/366ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1034人が本棚に入れています
本棚に追加