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・・・それからずっとこの場所に立っている
何分経ったのかなんて覚えていない
何時間も前のような気もするし
数秒前の出来事にも思える
大きな波が一つ浜辺に打ち上げられ
その先端が僕の足をくすぐる
その水の冷たさで僕はやっと現実へと帰ってきた
ここは人で溢れた海水浴場
雑踏の音がやっと耳に入ってきた
それと同時にあちらこちらにと
先程の彼女と引けをとらない美女の姿を見つけた
僕は新しい一歩を踏み出し
新たな終着点を見つける旅に出る
僕は再び浜辺を彷徨う波となる・・・
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