第1章

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ドドドドドドドドドドドドドド ヒューーンドォオーーン 機関銃が弾丸を撒き散らし、後方から撃ち出される大口径の砲弾が次々と砂浜に着弾。 敵は海から続々と上陸して来る。 奴らは自分の前にいる奴らが機銃で撃ち倒されても砲弾で吹き飛ばされても、躊躇することなく上陸し突撃して来た。 「奴らを海に叩き落とせ! 上陸を許すな! 撃てぇ! 撃てぇ!」 上陸して来る敵に向けて銃を撃ちまくる僕達を、部隊の指揮官が声を嗄らして鼓舞する。 海に不法投棄された放射性物質で被曝し、突然変異を起こして知能をつけた海洋生物達。 奴らの上陸を許せば、人類はそう遠くない未来に滅び去る事になる。 だから、放射性物質を海に不法投棄した大馬鹿野郎な先祖達を恨みながらも、僕達は銃を撃ち続けた。
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