一
1/8
読書設定
目次
前へ
/
8ページ
次へ
一
風に舞う雪が風切り音を立てながら横殴りで流れていく夕刻。 さっき武士(たけし)に伝えた言葉を思い出す。 「風に舞い上がる雪は風花って言うのよ」 赤く色づいたピンポン玉のような太陽が傾きながらも暖かいはずの陽光を差し伸べるのに、眼の前で白い小さな雪が凍える風に無数に舞い上がり、辺りをくすんだピンクの世界に染めている。
/
8ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!