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メ'A`)「行ってきます」
川 ゚ -゚)「行ってくる」
(,,゚Д゚)「ああ、気をつけてな」
外に出て見渡す
真ん中に敷き詰められた石畳がずらりと並ぶ道
よく見るとその道なりに水路らしきものが見える
端は土が剥き出しだが雑草が生えた様子は無い、何だか変な道だね
それにしてもやっぱり城だ、城が目に付く、これからあそこに登れると期待は高まるばかりだ
ふと気がつくと誰かがこちらに向かってきた
??「クー様、今の所不審な者は見ておりません、安心してお進みください」
川 ゚ -゚)「そうか、ありがとう行っていいぞ」
??「はい」
(メ'A`)(今のがギコさんが言ってた護衛の人なのかな?)
そう思っていたが…何か変だ
進めば進むほど道行く人がどんどん話しかけてくる
37 名前:鮨 :2006/11/29(水) 19:09:41.24 ID:LVJlEy+t0
??「クー様こちらも安全です」
??「陛下、こんにちわ!」
「クー様」「陛下」「クー様」
(;'A`)(大勢ったって、これは…)
(メ'A`)「クー?これ皆護衛の人なの?」
川 ゚ー゚)「ふふ…違う違う、皆普通のここに住む人だ、彼等は国王である私がこんな風に出歩くことを
許すばかりか、こうして身の安全までも気にかけてくれるのだ」
クーは喜んで話している、そしてそれを誇りに思ってるんだろう…
川 ゚ー゚)「私の父が言っていた、国王が居るから民が居るのではない、民が居てくれるから国王が居れるのだ、と
正に今の私ではないか、民に助けれて、国王で居られるんだ
だから私はこの国が好きだ、私の大事な人達が居るこの国が」
(メ'∀`)「そっか…」
クーは何やら凄く嬉しそうにしているから思わずこっちまで釣られて笑ってしまう
そうか、確かに人が出歩く明るい間ならこれは安全だろう、そう思った
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