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（… これは思ったよりも大変だぞ …）
力強く修司を励ました日高だったが、警察から証拠として見させられた防犯カメラにも、被害者と修司の二人しか居ない車両の映像を見させられていたので、普通に考えると修司の無実を証明するのは非常に難しいのでは？と思った。
因みにこのカメラからは、被害者のカバンが死角になっていたため、カバンは終始一貫して一度も映っていなかったのは気がかりに感じた。
警察は、証拠の映像は日高に有罪と観念させる為に見せてくれてはいたが、その他の捜査状況は全く知らせてくれなかった。
こうなっては日高の法律事務所自身で、いちから周辺の聞き込みや調査をしなければいけなかった。
しかし幾ら人に訊いても、新事実は出てくる筈もなく、途方にくれるばかりだ。
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