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長らくお世話になった手前、断れない私。
カラダ目当てなのかと思いきや、
普通に食事して、ほどよい時間で解散する。
私の部屋に来ても、泊まったりはせず、
深夜だろうが帰っていく。
よくよく聞けば、毎回タクシー利用だそうで、
それが週３ペースになった頃、思わず言った。
「尾崎さん、良ければウチに泊まりますか？」
「えっ、いいの？！やったあ」
…引っ越した意味無いし。なんだかもう、
自分で自分が分からなくなっていた。
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