1人が本棚に入れています
本棚に追加
職員室へと着いた私は、職員室前の張り紙通り、職員室のドアを2回ノックして、「失礼します。1年1組の橋留和音です。」と言って入りました。
担任の先生の机は、入った所のすぐ手前にありました。先生は座っていたため、私は先生のすぐ隣で先生と向き合いました。
「先生、ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど」
「あら、橋留さんですね。何ですか?」
「あ、あの……新しく部活動を作りたいんですけど……」
「あら、そうなの?積極的で嬉しいわ。そうしたら……、とりあえず生徒会室に行ってみたらいいんじゃないかしら。確か、部創設のための資料はそこでもらえるわ」
せ、生徒会室……避けては通れない、部活動の為には……葉月会長がいらっしゃる、生徒会室……気分が重くなってきました。
「わかりました、ありがとうございます。それと……生徒会室はどこにありますか?」
「教室のある所の2階で……2年1組の近くにあるわ。」
「どうもありがとうございます!では!」
「気を付けてね~」
「はい!」
まずは生徒会室に行かねばです。急がなければ。
その前に。深呼吸をしないとですね。躓いて転んでしまいます。
これはわかなちゃんのくれたお守りみたいなものですからね。
「よしっ!」
私は自分に向けて掛け声をあげ、生徒会室へと向かうのでした。
……すぐ傍に、金髪の小さな同級生が居るともわからず。
最初のコメントを投稿しよう!