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よおし。高校でびゅーだ!
「わたし、がんばるぞー!」
「……ふふふ、かずね、面白い子だな。」
あれ?いつの間にまた私、口が滑っていた?!
「まあ気にしないぞ。聞かなかったことにしておいてやるっ」
「す、すみません……」
「……あ、これで全部拾い終えたのかな?一応確認してくれ」
「ありがとうございます……」
そうして、半泣きな私と、私の新しい友達、わかなちゃんは、カバンの中身を無事回収した後、改めて新しい教室に足を踏み入れたのでありました。
教室に入った私とわかなちゃんは、一つうれしい情報を目にしました。
それは……なんとわかなちゃんと近い席だったのです!
しかも!私の席は窓際の一番後ろの席!わかなちゃんは私のなんと隣の席!
なんて憧れの、よく物語に出てくる主人公的立場の席じゃないですか!
「わかなちゃん!これからもよろしくお願いします!」
「ああ。なんかかずね危なっかしい感じだから……良かった、隣で」
「危なっかしい感じとは?!」
うう……私はみんなにどう見られているのでしょうか。
とりあえず、席について、荷物を置かなくてはです。
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