1話

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よおし。高校でびゅーだ! 「わたし、がんばるぞー!」 「……ふふふ、かずね、面白い子だな。」 あれ?いつの間にまた私、口が滑っていた?! 「まあ気にしないぞ。聞かなかったことにしておいてやるっ」 「す、すみません……」 「……あ、これで全部拾い終えたのかな?一応確認してくれ」 「ありがとうございます……」 そうして、半泣きな私と、私の新しい友達、わかなちゃんは、カバンの中身を無事回収した後、改めて新しい教室に足を踏み入れたのでありました。 教室に入った私とわかなちゃんは、一つうれしい情報を目にしました。 それは……なんとわかなちゃんと近い席だったのです! しかも!私の席は窓際の一番後ろの席!わかなちゃんは私のなんと隣の席! なんて憧れの、よく物語に出てくる主人公的立場の席じゃないですか! 「わかなちゃん!これからもよろしくお願いします!」 「ああ。なんかかずね危なっかしい感じだから……良かった、隣で」 「危なっかしい感じとは?!」 うう……私はみんなにどう見られているのでしょうか。 とりあえず、席について、荷物を置かなくてはです。
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