1話

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「ふぅ……」 うわ……緊張してきました。この席……落ち着かないです! 「どうしたんだ?体調でも悪いのか?なんか汗いっぱいかいてるけど」 早速わかなちゃんに察されました!今後もわかなちゃんに色々心配や迷惑をかけてしまうのでしょうか。 不安です。不安しかありません。 「だ、大丈夫です……っ」 「そういう時はな、目を瞑って、深呼吸だ。お腹から息を吸うんだ。おへその下に重心を感じて。」 「なるほど!」 わかなちゃん、結構色々人生経験を積んでそうですね……私、両手を重ねてキラキラした目でわかなちゃんを見つめてしばらく惚れてしまいました。 「そ、そんな目で……見るなっ…恥ずかしい」 「わかなちゃん!これからも色々教えてね!」 「わ……分かったから……あ、なんか先生きたぞ」 「うん!」 わかなちゃんからの、先生きたぞ、の言葉のあと、私はわかなちゃんから教わった深呼吸を試してみました。 すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……っ
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