1話

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――なんだか落ち着いてきました。 これからの私は例えどんな石があろうと躓いて転ばないと思います! ですが…… 「おい、かずね?机の上にあるコサージュを付けて体育館行けって、おい~かずね?」 私、また癖が出てしまいました。 深呼吸している間に、クラスの人がいつの間にか居なくなっていたのです。 しかも…わかなちゃんなんかお花付けてる?えっおしゃれに目覚めたの?! そんな事など考えてる暇はありません。そのお花はわかなちゃんに言われた通りにしなければならぬもの。言われたらすぐ実行が一番なのです。 「……はっ!ごめんなさい!今すぐやります!」 「落ち着こうな?ゆっくり待ってやるから」 「ありがとうございます……えっと……どっちに付けたら」 「大体左側だな。貸して。」 「すみません……」
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