彼の裏側

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久しぶりに取引先とトラブルがあり仕事を終えて帰宅をするのが深夜0時を回っていた。 後輩があまりにも僕が、僕がとメソメソするものだから慰めるのも上司としての務めだと私の尊敬する上司に言われ話を聞いていたらこんな時間になってしまった。トラブルが起きてから私用の携帯の電源を切っていたのを思い出して電源を入れ直しながら帰路を急いだ。 明日は土曜日だけど今日のこのトラブルの後始末が残っているため、早く家で身体を休めたかったのだが画面に表示されていた名前と不在着信に歩みをとめた。 不在着信は10件。 すべて彼からのものだった。
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