皇太子妃の苦難

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「……この国の事…王室の事、何も知らされずにここまで連れてきて、本当に悪かった… この国の事、王室の事、何でも聞いてくれ。 俺は何も隠さないから」 トマス王子は、そう言って優しく微笑んだ。 私に、包み隠さず話してくれるトマス王子の微笑みは… また…皇太子に似ていた。
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