第ニノ章 〔満月ノ夜〕

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(マジックミラーの裏側では 刑事たちが慌て始めた) 刑事Ⅰ 「お、おい!あれはなんだ…!」 (最初にカニスに話しかけていた 刑事は完全に彼が思い込みの なんちゃって狼男だと思っていたが 変わり果てたカニスの姿に唖然としていた) カニス・ウエイ=ルナティクス (獣化ver ) 「ワオォォォォンッ! ココカラダセ!オレサマガコロシタノハ モウワカッテルンダロウ! オレサマガオンナヲコロシタンダ! ヤドヌシニツミハナイ!!」 (個室の中とんでもない力で 暴れる双頭の狂犬 マジックミラーに体当たりをした) ピキッ… 刑事Ⅱ 「やばい!あいつに鎮静剤は効くのか!?」 白衣の医者A 「い、いや…こいつには効かない! 必要なのは大型獣類用の麻酔銃…!」 (壁に引っ掻き傷をつけ 4mの巨体で暴れる狂犬に誰も近づけない) カニス・ウエイ=ルナティクス (獣化ver ) 「アウゥゥゥゥッ!」 (再びのけ反り遠吠えする 人狼は素早く振り向き 満月の光が入る小窓に飛び付いた) 刑事Ⅰ 「だ、だめだ! やつを逃すな…!」 白衣の医者A 「はやく!麻酔銃を…!」 (白衣の医者の指示で麻酔銃を 持ってくる警察達)
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