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第2章 不思議な転校生
それから俺は数日間休んだ。
学校に行く気にもなれず、ずっと家で考えていた。どうして沙羅は死んだのだろうか、どうしたら沙羅を殺されずに済んだのだろうか、と。でもどれだけ考えても何も答えは出てこなかった。
そしてある日うちの学校の噂を思い出したのだ。
『うちの学校は過去にいける扉がある』
という噂を。
俺はそれを確かめようと学校に行った。
海「おはよう。美羽、秀太。」
美「おっおはよう。大丈夫なの?」
秀「...はよ」
海「大丈夫。なぁ、ちょっと来てくれねえか?」
美「うっうん。」
秀「あぁ。」
~廊下~
海「なぁ、美羽、秀太。うちの学校の噂を知ってるか?」
秀「あぁ。知ってるぞ?過去にいける扉があるやら何やらって言う噂だろ?」
美「うん。知ってるよ。」
海「なら話が早い。俺達でその扉を探して過去に行かないか?その扉があるかは分かんねぇけど1%でも沙羅が助かる方法かもしんねぇならやってみたいんだ。」
美「私は賛成だよ。」
秀「俺もいいぞ?でもそんな嘘みたいな扉、どうやって見つけるんだ?」
海「まずは情報収集だ。色んな人に聞いてみるぞ。」
秀、美「あぁ/うん。」
~教室~
先「はい。これからHRを始める。今日は転校生がいる。じゃあ入ってこい。」
ガラ
紫「初めまして。瀬田紫識です。よろしくお願いします。」
その転校生は何故か不思議なオーラを出していて...この世界の人では無いような気がしてたまらなかった...。
先「じゃあ瀬田の席は水谷の隣で。」
紫「はい。よろしくね。水谷君。」
海「あっあぁ。よろしく。」
また、話しかけてみよう。
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