1人が本棚に入れています
本棚に追加
第3章 過去に戻れる扉
紫「ねぇ水谷君。」
今は5時間目の休み時間。俺は急に今日来た転校生、瀬田紫識に話しかけられた。何の用だろうか?まぁ返事をしてみよう。
海「何だ?」
紫「今日の放課後、原田さんと早野くんの3人で屋上に来てくれない?話したいことがあるの。」
海「話ってなんなんだ?」
紫「泉沙羅。とまで言えば分かるわよね?」
海「!!なっっ!!何で知って...!」
紫「まぁそれは放課後。じゃあね。」
~放課後~
海「おい。来たぞ。早く話をしろ。」
美「何か沙羅ちゃんの事しってるの!?」
秀「ていうか、お前、何者だ?何で俺達が沙羅の死の原因を探っているって分かったんだ?」
紫「まぁそうせかさないで。私は時空案内人。」
海「は?時空案内人?なんだそれ?」
紫「時空案内人というのは過去や未来へ行くための道の案内人のとこよ。つまり私は貴方がた3人を過去に行かせることが出来る。」
美「じゃあ!私達は過去にいって沙羅ちゃんの死の原因がわかるってことよね!?」
紫「えぇ。行けるわよ。でも色々と時空にも決まり事があるの。」
秀「決まり事?」
紫「えぇ。まぁここで言う法律ね。」
海「どんな決まり事かあるんだ?」
紫「それは行くと決めたあとに言うわ。」
海「行くに決まってんだろ。」
紫「分かったわ。じゃあまず一つ目。時空に行くには代償がいるの。その代償が貴方がたの大切なモノ。」
秀「大切なモノ.......。」
紫「まぁ勿論代償を払わなくても過去には行けるのよ。」
美「じゃあ払わなくても......。」
紫「勿論大丈夫よ。でもとても危険なの。代償を払わなければ貴方がた3人はもう現代に帰ってこられなくなるかもしれないの。この代償は払えばもう一度過去に行けるけど払わなければもう2度と過去へは行けないの。だからもし泉沙羅さんの元へ行く途中に違う過去に落ちてしまったらもう2度と戻れないの。」
海「嘘だろ?」
紫「本当よ。2つ目。貴方がたは、泉沙羅さんに見つかってはいけない。もし見つかったら今までの記憶は消える。勿論、泉沙羅さんの記憶もね。」
最初のコメントを投稿しよう!