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その後の授業や、下校中のことは一切覚えていない
どうやって家まで帰ってきたのか
全然覚えていない
「環那ー
はやくお風呂入っちゃいなさーい」
「分かったー」
いつまでもボケーとしては入られない
そう思いながら、私はいったんお風呂に入った
私は実際のところ、颯が好きだったのかな?
改めて考えてみると………
自信持って、颯が好きなのか分からなかった
アイツとは腐れ縁で、いつも一緒にいて
なにかあったら、報告したり、相談したり
異性なのに、そうじゃないそんな関係性だったんじゃないか
そんな気がした
だけど、そう思うのと同じくらい
涙がこぼれたんだ
一緒に居すぎた
きっとそうなのかもしれない
一緒に居すぎたせいで私のなかの存在が
一緒にいて当たり前になっていたのかもしれない
自分なりに、自分の考えで結論を出し
ふたをした
そんな夜、
私は変わった夢をみた
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