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2人が出逢えた事を人が悲劇と呼ぶならば
私はそれにシアワセと呼び名をつけるだろう
君に逢えて
君との未来が見えなくても
君がくれた暖かさは
永遠に此の胸に遺るから
君がいつか
私の欲しい言葉をくれます様に
いつ迄も此処で唄うよ
君の街へ届きます様にと
響き渡る悲しい音色に
想いを乗せて
だけど出逢えた事は素直に喜べる様に
後悔しない様
君を想うよ信じていて
待っているだけじゃダメだと
知っていた
その果てに在るモノは
果てない孤独なんだと…
だけど出逢えた事の果てが
悲しみに彩られたとしても
傍に居られたあの時間だけはシアワセだったんだ
知っているでしょう
君も
此の胸の高鳴りを
愛しているだけじゃダメだと
私は知っているから
知っていたのに…
愛して仕舞った
叶わないのなら
散るしか無いと解っていても
止められなかった
事実が独りの夜に重くのしかかる
だけど
その痛みがいつか
シアワセの形に成るならそれも良い
いつかフシアワセの形に崩れるなら
悲しさに泣けばいい
あの海はいつ迄もあの場所に在るから
信じていた
いつか華咲く日を
だから今は胸の痛みを
抱き締めて
苦しくても忘れないで
もし此れが愛しさの代償なら
私は赦せるだろう
君がもしもいつか
私が欲しい言葉をくれたなら
私はいつだって君の為に生きるだろう
だから此処で唄うよ
君の街へ届きます様にと
君の街へ響き渡る様に
唄うよいつ迄もあの海で
あの場所で
いつ迄も‥
唄うよ
君に届きます様にと…
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