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第2話 始まりの星祭り
今日は建国記念日と星祭りの日が合わさった
通称「奇跡の日」。
太陽の街の住民も、月の街の住民もお祝いムードで
楽しみ、星の光が降り注ぐ時を今か今かと
待っている。
そして正午になり、空が神々しく光り、
星祭りが始まった。
星の光は空を覆い尽くし、別の世界にいるかのよう
な景色を作り出し、人々を感動と驚愕の
世界へといざなった。
星祭りが始まってもうすぐ12時間が経とうとして
いた。それは星祭りの終わりを意味していた。
星の光が少しずつ消えて、空も人も街並みも
いつも通りに戻っていく…ハズだった。
星祭りがもう終わるという時に、とても大きな星の
光が太陽の街と月の街に降り注いだ。
「どうなっているんだ…」「この国は終わりだ…」
様々な国民の声が国中を駆け巡る。
それから数分が経ち、星祭りは終わった。
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