2章 大きな帽子の被り主はお調子者

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2章 大きな帽子の被り主はお調子者

 ある日の三猫亭。    うう・・・肩が痛いよお・・・と、ねみさんは泣きそうになるのを必死にこらえる。  その時、天井に吊らされている電灯がグラ・・・っと揺れた。また、か――――  地震だろうか。実は、地震はこれだけなのだが、これで6回目なのだ。  三猫亭はおかしな所にあって、地震など起こるはず、ない―――と、先代、猫又先輩は言っていたのだが。
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