2章 大きな帽子の被り主はお調子者

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  ―――「あの地震に自分がやられてしまうとは・・・とんでもないおっちょこちょいですなぁ」  のっぺらぼう(ずんべらぼうとも言うらしい)が、――どこから言っているのか分からないが――低い、おじさん、紳士の声を発した。 「えっ、あの’’なんちゃってちょびっと地震’’は、あなたが・・・?」と、ねみさんは驚きの声をあげる。           
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